製造業のBtoBブランディング
医療マーケットへの新たなチャレンジ
山仁薬品株式会社様・山仁産業株式会社様
1955年創業、シリカゲルや塩化カルシウムなどの乾燥剤を製造・販売する山仁グループ様。“乾燥剤の代名詞”と言われる「ドライヤーン®」を開発され、以来、数十年にわたり製品の品質を守る重要なパートナー企業としてあり続けてきました。創業60周年を迎え、今後の経営計画の重点項目として企業ブランディングに着手されることになりました。
「施策とつながるブランディングがしたい」「世界で戦える乾燥剤のスペシャリスト集団になるための土台固めをしたい」とのことで、数あるブランディング会社の中から弊社を選定されました。企業ブランディングを構築するにあたって社長と綿密な打ち合わせをし、ゴールを設定しました。
目的
・企業姿勢の確立と、価値の最大化
・ブランドターゲットの決定
・幹部社員の合意形成
実践
綿密な社長ヒアリングを実施し、ブランディングプロジェクトがスタートしました。一般に製造業では営業と製造の意思疎通が少ないことが問題になります。
オレンジフリーは「課題を掘り下げる質問」や「対立する意見の中に共通項を見つける指摘」などを行い、部署を越えた活発な意見交換を引き出しました。ブランディング・プロセスを一段階ずつ全員の合意を取りながら進み、山仁グループの価値と今後の方向性を導き出していきました。
成果
・方向性の合意形成
・ブランド戦略・マーケティング戦略構築
・ブランド・アイデンティティ策定
・セクションリーダーの連携協力の促進
・「医薬品業界専門乾燥剤メーカー」として、インターフェックス ジャパンに出展
(医薬・化粧品業界の日本最大の専門技術展)
参加メンバー感想の一部をご紹介します
私たち営業が当たり前だと思っている事でも、考え方が違うこともある。工場の人達と意見交換することにより、製造の立場での物の見方を理解することができた。お互いの立場で頻繁に意見交換をすることで、目指す方向性が一致した。
プロジェクトで課題が明確になり、このように考え方・意識の共有が図れた事は今までなかったように思う。皆で知恵を出し合って、「顧客視点の徹底」という全員の共通見解に辿り着けたことは、今後の山仁の方向性を定めるにあたり、大きな一歩だと感じた。
自分たちを取り巻く環境に敏感になり、 市場にどのような需要が存在するか研究しなければならない。教えていただいたことが興味深く全社員がよく理解する必要があるなと思った。
ブランド・アイデンティティのもと社員が一致団結すれば、コーポレートブランドが強くなることがよくわかった。今回、参加していない人たちにしっかり伝えていかなければならないし、旗印のもと自分ができることを考えて努力し続けたい。
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