福祉施設の商品ブランディング
世界に認められたうどん
社会福祉法人 愛和会様
社会福祉法人愛和会様は、5,000人が働く社会医療法人愛仁会様のグループで、連携して地域の包括的ヘルスケアシステムに取り組まれています。
西日本最大級の介護福祉施設ローズコミュニティには、障がいを持った方に働く場を提供する多機能型事業所「あすなろ」があります。この施設では2003年から障がいを持った方々が讃岐仕込みうどんを生産しており、安心安全でおいしいという評判がありました。
収益は障がいのある方の工賃となるため、「知名度やブランド価値が上がれば、さらに売れるはず。もっと経済的に補助したい」「受賞をきっかけに、授産施設でも一般企業に負けない製品をつくることができると社会に認知してもらいたい」という思いから、世界的な総合食品コンテスト「モンドセレクション」にエントリーすることになりました。株式会社オレンジフリーでは、エントリー用資料とブランドストーリーを担当させていただきました。
目的
・モンドセレクションのゴールドメダル受賞をめざす
・障がいを持った方々の経済支援
・授産メンバーとサポートスタッフの日々の努力に陽を当てる
実践
モンドセレクションの審査員である外国の方には馴染みのないうどんですが、その美味しさが伝わるように日本らしい澄んだビジュアルで表現。
添加物不使用、厳しい品質管理と安全性、味・食感と豊富な調理バリエーションをアピール。ブランドストーリーでは、「障がいの方への経済支援」の社会的意義と、こつこつとうどんを作り続けている授産メンバーやサポートスタッフの取り組みや想いを伝えました。
成果
・モンドセレクション2009年金賞を受賞。(4年連続金賞)
・お中元、お歳暮の時の商品として、購入する方が増加。
・会社の社員食堂や病院食として採用。
・授産メンバーと施設スタッフに「世界が認めたうどんを作っている」誇りと自信。
社会福祉法人愛和会 総施設長医学博士 根岸宏邦様 メッセージ
モンドセレクションへのエントリーは、それをさらに地域から世界に向けた発信でした。オレンジフリーさんには各種広報活動やブランド価値を高める表現方法を考えていただいていますが、デザインも美しく好評です。大変ありがたく思っています。
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